カンタン!尿検査用の猫のおしっこをとる方法&自宅で試験紙を使った尿検査
腎臓病、尿路結石などの泌尿器の病気を経験した猫は、その後も定期的な尿検査をした方が安心です。
今回はお家でのカンタンなおしっこの取り方をシェアします~
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カンタン!システムトイレでおしっこを採取する方法

採尿をするには、「猫ちゃんのおしっこ中にサッと容器を…」と書かれた記事をたくさん見かけるのですが、オリオンはトイレに関して超ナイーブ。「おしっこしたいな」とウロウロしている姿をじっと見るとやめてしまうほどです。
「システムトイレのトレイにシーツを敷かず、そこにおしっこをさせる」という方法もありますが、この後動物病院へ行くのにトイレを綺麗に洗わなくちゃいけないのもウーン…です。そこで、我が家ではこんな感じで採取しています。
①システムトイレのトレイのシーツの上に、アルミホイルで作ったお皿をセット
アルミホイルの端っこを折って、土手を作ります。この時内側に折るとおしっこが折り目に入ってしまうので、外側に折リましょう。高さはなるべく低くして、トレイがトイレに引っかからないようにします。

オリオンはいつもトイレの前の方でおしっこをするのでトイレ前方にアルミホイル皿を配置しましたが、バラバラの猫ちゃんの場合は前にも後ろにもセットしてあげると良いです。
②アルミホイル皿がある位置の猫砂を少なくする
猫砂が分厚いとおしっこがトレイまでいかず、猫砂が全て吸収してしまいます。
砂を少なくするか、トイレの後ろの方に砂を寄せるなどして、おしっこをする位置の砂を薄くしておきます。


砂が少ないとストレスになる猫ちゃんもいるようなので(オリオンが元々少しそんな感じでした)トイレを2台設置して1台は砂を分厚くしたり、少しずつ慣らしてあげるとGoodです。
この尿検査は猫は連れて行かなくてもできるので、おしっこが取れた日にオリオンはお留守番させて、おしっこだけ検査に持って行ったりもしました。
ちなみにオリオンが使っている猫砂は、「ファインブルー」です。高騰していない限りはAmazonで大容量のものがお得に買えます!
③おしっこをスポイトで採取
猫がおしっこをしたら、スポイトで採取しましょう。動物病院でももらえますが、ない時は100円均一などで売っているスポイトで代用できます。

おしっこが少なかった場合も、柔らかいアルミホイルであれば形を変えて、できるだけ猫砂のゴミが入らないようにスポイトで摂ることができます。
採取後のスポイトはおしっこが漏れないようにラップで包み、ジップロックなどに入れます。

すぐに病院に行くことができない場合は冷蔵庫に入れたほうが良いそうですが、1日置くと菌が増えたりするそうなのでなるべく採取した日に病院へ行った方が正確なデータが取れます。
この簡易尿検査はオリオンのかかりつけドクターの場合1000円ほどと安く、手軽に受けられるので腎臓病や尿管結石の定期検診に重宝しています。
病院の方針によっては「トイレを介した尿」での検査は行っていない場合もあるので、獣医さんに確認してみてください。
そのほかには膀胱に針を刺して採尿する方法などがあります。ページの下の方に参考記事をリンクしておきました。
オリオンもが手術や入院をした大きな病院では簡易検査は扱っていなかったので、必要に応じて簡易検査(ホームドクター)と精密検査(大きな病院)を分けています。
お家でもカンタン!試験紙での尿検査

余談ですが私オリオンママは膀胱炎になりやすいです。さらに小麦や米アレルギーで摂取量を誤ると体が腫れてしまい、内臓も腫れるので頻尿になり、膀胱炎かな?と間違うこともしばしば。
そんな人用に?ネット上には尿検査試験紙が販売されています。
潜血、糖、白血球などのほか、猫の尿検査項目でも大事な「尿比重」「ph」もわかるので、先ほどご紹介した方法で採取したおしっこを使って自宅でも簡単に簡易検査ができます。(病院でも確認をとりました)
「糖尿」「タンパク」などの項目のみであれば薬局などどこでも買えますが、膀胱炎の場合は「白血球」がキーとなるので、たくさんの項目が調べられる試験紙をAmazonで購入してみました。(私が購入した時は100枚で6500円ほどでした。)
「尿検査」で検索して、売ってたり売ってなかったりします。
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もちろん定期的に病院での尿検査や診察をした方が良いですが、ちょっと検査してみたいな~という時に安心ですね。
実際に2019年、定期的に行なっているこの簡単な検査で、尿道閉塞を未然に防ぐことができました。こちらにエピソードを綴っています。
【まとめ】猫の腎臓病・尿路結石の闘病記録
シュウ酸カルシウム結石の再発を診断されたオリオン、皮下補液による対処治療で元気に回復するまでをまとめました。
今回ご紹介したほかにも、いくつかある猫の尿検査方法についてはこちらにアップしました。
お家で採取したおしっこを使う検査だけではないんです~。痛そう…!
👉 どんな方法があるの?猫の尿検査について
猫の尿検査について
腎臓病、尿管結石などの泌尿器の病気を経験した猫ちゃんは、その後も定期的に尿検査をした方が安心です。 尿検査にはどのような方法があるのでしょうか?
猫の尿路疾患が少しでも予防できますように!