猫の尿路結石記録 #9 続く膀胱炎症状と皮下補液

オリオンの闘病記録 尿路結石(2017)

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尿路結石(シュウ酸カルシウム)による尿路閉塞で手術をし、2週間もの入院から無事退院したオリオン。

元気に過ごしていたものの、1日10回ほど少量のおしっこが出る頻尿症状がありました。

手術した大きな病院では薬の処方のみでしたが、私たちはかかりつけのホームドクターの元で皮下補液の処置に通うことにしました。

オリオンの回復は遅かったですが、皮下補液をして良かったと思っています。

前回の記事では退院後の食欲不振に続き、今回は膀胱炎症状についてのエピソードをお話します。

INDEX

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元気にはしているものの…1日10回近い頻尿が続いた

退院をしてからオリオンはよく遊び、元気に過ごしていたものの、前回の記事に書いたような食欲不振のほかに、小さなおしっこを何度もするようになりました。その回数は1日6〜10回。
猫の1日のおしっこの回数は1〜3回。オリオンは2020年現在1日2回のおしっこをしますが、当時は1日1回でした。

手術入院をした動物病院では、おしっこから細菌が確認されたため膀胱炎の粉薬が処方されたものの、「検査上大きな問題はない」「膀胱炎の薬も、念のため」といった見解でした。

たくさんの手術が行われるこの病院では「あまり大したことない」といったようなニュアンスで、投薬以外は特に様子見で良いとのことでした。

心配でホームドクターへ相談、皮下補液処置をすることに

とはいうものの、食欲不振もあり頻尿が続いているオリオンが心配で、かかりつけのホームドクターの元へ相談に行きました。

手術した大病院では体調不良時に行う皮下補液(背中から入れる輸液処置)は必要ないと言われましたが、体調が不安定なうちは…と、ホームドクターと相談して、週2回のペースで皮下補液に通うことにしました。

たくさんの水分補給ができることと、点滴のような役目もある皮下補液のおかげで、食欲不振でごはんをあまり食べなかったオリオンも元気に過ごすことができました。

退院後長い間、オリオンはがんばりました

膀胱炎の薬は1ヶ月半服用

膀胱炎の苦い粉薬は1ヶ月半のも間服用していました。
頑張った甲斐もあり最終的に尿内細菌はなくなりました。

粉薬はポタージュ状のフードを使って与えていました。与え方はこちらの記事からどうぞ〜!
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最終的に退院後5ヶ月以上、頻繁な通院をしました

皮下補液は週2回をベースに、体調が良くなってからもしばしば必要な時があり、最終的に5月くらいまでは皮下補液や検査のため、しょっちゅう動物病院のお世話になっていました。

食欲が戻り再び療法食を食べるまでは3ヶ月近くかかりました

前回の記事で、オリオンの食欲不振と対策についてシェアしましたが、食欲優先で非療法食やオヤツも食べさせつつ、再び療法食を食べてくれるようになるまでは長い時間がかかりました。

詳しくいつ頃…という記録が残っていなかったのですが、Instagramの投稿を見る限りでは最低3ヶ月ほどかかっていたと思います。

食欲優先で色々なフードを食べていたので、うんちもゆるい事が多かったです。
尿路結石は手術の予後も色々と大変でした。

病猫との暮らしで働き方も変化

お仕事オリオン

この頃私はオリオンの腎臓病ケアのために時短で働いており、夜は自宅でフリーランスをしていました。

でもこの時はさらに細かいケアが必要になり、オリオンの今後のケアのことも考えて私は同年に完全リモートワークのフリーランスになりました。

Webやグラフィックデザインの長い経験があるので比較的良いスタートが切れたものの、当時はまだリモート案件が少なかったり、開業して個人事業主となるとONとOFFもなくなり、申告などわからないことだらけで色々と大変でしたが、オリオンのためにも良い選択だったと思っています。

猫は病気になると、良い状態を保つために色々なケアが必要になります。
今回の記事で、病気を持った猫ちゃんの参考になれば嬉しいです。

ひとつ前の記事はこちら👉🏽 #8 退院後の食欲不振と対策

👉🏽 【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録

【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録

2017年、オリオンが「尿路結石」による「閉塞(へいそく)」を起こし、その場所が悪く緊急手術と入院になった時のエピソード集。