猫の尿路結石記録 #8 退院後の食欲不振と対策
尿路結石(シュウ酸カルシウム)による尿路閉塞で手術をし、2週間もの入院から無事退院したオリオン。
さあこれで復活!というわけではなく…
膀胱炎症状が出てしまったり、元気ではあるもののごはんを食べなかったり心配な事が色々あって、2ヶ月くらいは頻繁な通院が続きました。
今回は、退院後の猫の様子やケアについて我が家の様子を当時のInstagramの投稿をメインに紹介します。
長くなってしまったので、今回は「食欲不振」にクローズアップ!
ごはんを食べない!しばらくは好きなものを食べさせる事に
退院後のオリオンは元気にはしているものの…
食欲がなく体重も減ってしまい歩き方もフラフラしていました。
動物病院に尋ねると、「手術の予後は良好なので、持病の腎臓ケアで食べていた療法食ではなく、しばらくは食べそうなものを与えてください。」とのこと。
病気になる前に好きだったオヤツや、オリオンは当時まだ5歳でしたが、体に優しい老猫向けのウェットフードなどを与えました。
病後に食欲が出ない時はこのように「オヤツ頼み」になる事が多いです。
それをきっかけに、ごはんも食べてくれるようになるからです。
オリオンは腎臓病を持っているので普段はオヤツNGなのですが、体力を戻す事が大事なので、こんな時には獣医師からも仕方なく「オヤツOK」と言われる事もあります。
オヤツや、病気のない子が食べられる普通食の中でオリオンオススメのものをこちらで紹介してます!合わせてどうぞ〜
👉🏽 オリオンが食べている療法食やサプリはコレ! #3食欲のきっかけに食べていたオヤツ
しばらくの間は、美味しい味を覚えてしまって療法食を食べなくなってしまったりとなかなか大変ですが、体力をつけるのが先決。
この後ゆっくりと根気よく療法食に戻していきました。
今後はウェットタイプの療法食をメインに
今までは腎臓病療法食のドライフードをメインに食べていたオリオン。
今回患った尿路結石はたいへん再発率が高いです。
そのため、今後は水分量の多いウェットフードをメインに食べる事になりました。
どうして水分量を増やす必要があるの?という疑問に、オリオンのホームドクターがわかりやすく教えてくれました。こちらの記事で紹介しています。
👉🏽 猫に多い「あの」病気の予防!水分補給は人間が気をつけてあげよう
もちろん急に切り替えるのは難しいので、ドライフードと混ぜたり温めたり工夫しながら、少しずつ食べられるようになっていきました。
この時は大事な臓器である腎臓のケアを優先し、「腎臓病用の療法食」を続けるように獣医師から指示が出ましたが、後の2019年、尿路結石の悪化に伴い「水をたくさん飲みたくなる設計」の「結石用の療法食」に切り替える事になりました。
この時のエピソードはこちら👉🏽 猫の腎臓病・尿路結石 #8 療法食とサプリ「ウロアクト」を3ヶ月続けたら…
このように、いくつかの病気を持っている猫の場合は自分ひとりで決めず獣医師とよく相談する事が大切です。
入院後の猫の食欲や体力はすぐに回復するわけではありません。
獣医師とよく相談しながら、市販されている色々なフードを使って柔軟にケアしてあげたいですね!
次回は退院後の膀胱炎症状や皮下補液でのケアのエピソードをアップ予定。
猫ちゃんの今後のために、ぜひ参考にしてください〜。
ひとつ前の記事はこちら👉🏽 #7 猫の退院後のケアについて、獣医師への質問リスト
【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録
2017年、オリオンが「尿路結石」による「閉塞(へいそく)」を起こし、その場所が悪く緊急手術と入院になった時のエピソード集。