猫の尿路結石記録 #7 猫の退院後のケアについて、獣医師への質問リスト

オリオンの闘病記録 尿路結石(2017)

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結石での尿路閉塞が起こり手術となったオリオン。
2週間もの入院を経てようやく家へ帰ってきました。

まだまだ「元気に回復」とは程遠いため、退院時の獣医師との面談の際に様々なことを質問しました。
私が訪ねた質問と獣医師の回答をリストにして紹介します〜。

獣医師は全員が「コミュニケーションに長けている」わけではないです。
いろいろ質問して、受け身の受診ではなく「こういう時どうするの?」といった疑問は尋ねてみるべきだな〜と思いました。
これを読んだらあなたもそう思うはず!?

ちなみに、こちらの回答はオリオンの場合のもので、2017年当時の記録です。
同じ病気でもその子その子で状況は異なります。

INDEX

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手術内容について

オリオン

オリオンは尿管に詰まってしまった結石を除去するため、開腹して細い尿管を切り、結石を取り出す手術をしました。

Q. 腎臓は切ったの?
A. 針は刺したが切ってはいない

Q. 輸血はしたの?
A. していない

Q. 結石の種類は?
A. シュウ酸カルシウム結石と断定
memo🐾
膀胱内に溜まっていた小さな結石も除去されました。
術前の検査では機能していないと言われた右の腎臓も機能していたことが判明。こういうこともあるんですね…

Q. 今後の経過検診についてはどの病院で?
A. 予後の症状が良くなったらかかりつけ医へバトンタッチ
memo🐾
手術をしたのは二次病院(かかりつけ医から紹介状をもらって受診する大きな病院)のためこのような回答になっています。
紹介状を受けて手術をした場合こういうことがあるかもです。
二次病院に来た重病の動物たちが優先できるように、人間同様このような仕組みになっているんですね!

術後のケアについて

おなかハゲ
お腹が剃られてハゲハゲだよ〜

Q. しばらくオムツは必要?
A. 不要

Q. 体調が回復するまで皮下補液は必要?
A. 不要
memo🐾
不要と言われたものの、体調に波があったため、この病院ではなくホームドクターの元に皮下補液処置に通いました。
これはまた別のエピソードで…

Q. 傷口を舐めないように術後服は必要?
A. 不要
memo🐾
オリオンは入院が延びて抜糸済みだったため。
抜糸前だったら、あると便利かもですね。

Q. 腎臓病薬セミントラはいつから与えるべき?
A. 退院してすぐ与えてOK。
memo🐾
オリオンは腎臓病なので薬を服用しています。

Q. 体をホットタオルできれいに拭いてもOK?
A. 抜糸が済んでいるのでシャンプーしてください。
memo🐾
オリオンは薬品やおしっこの臭いにまみれていました。
抜糸がまだ済んでいない場合は多分NGだと思います。

Q. 自宅での尿検査はした方が良い?
A. しなくて良い
memo🐾
とは言われたものの、たまに自宅で簡易尿検査をしたり、手術した病院ではなくホームドクターで尿検査をしてもらったりしています。

ごはんについて

療法食

Q. 退院してすぐ普通に食べさせて良い?
A. できればウェットフードをあげてください

Q. 今まで食べていた腎臓病用の療法食から、尿路結石用の療法食に替えた方が良い?
A. 今回は腎臓ケアを優先するため、腎臓病用療法食を続けてください。
ただし、メインはドライフードではなく、水分の多いウェットフードを与えること。

その後2019年に結石悪化のため、フードの変更をすることになりました。
👉🏽 その時の記事はこちらから

Q. 水を飲まない場合、「脱水ケアゲル」「ささみスープ」などを与えても良い?
A. 腎臓の数値は正常なので与えても良い
memo🐾
インスタのお友達で病気を抱えた猫ちゃん達の中には、「脱水ケアゲル」という商品や、鶏のささみを茹でたスープなどで水分補給している子がいました。
特に腎臓や尿路結石などの病気は水分補給が重要です。

受け身にならずに、いろいろ聞こう!

さてさて、ここまで読んでいただくと、「えっ、これって、獣医師の方から説明されないの?」って思う箇所、ありませんでしたか?

記事のはじめにも書きましたが、獣医師は接客業のスペシャリストではありません。
きちんと説明してくれる人もいれば、口数の少ない人もいます。

特に今回手術を受けた動物病院は、重症患者や手術の多い二次病院。
医師がたくさんいて手術に慣れた動物病院なので、病後の詳しい説明とかはあまりなかったんです。

担当医は「患者に寄り添うホームドクター」とは違うので、質問まみれでちょっとウンザリしてた感じでしたが、私はこれらは知っておくべき事だと思い、空気を読まず質問を投げかけました。

受け身にならずに知りたいことを投げかけて、疑問を解消する事も必要かなと思います。
病気の治療に獣医師の力は大きなものですが、私たち家族も、自ら考えてケアをする事を大切にしたいですね!

次の記事はこちら👉🏽 #8 退院後の食欲不振と対策
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👉🏽 【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録

【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録

2017年、オリオンが「尿路結石」による「閉塞(へいそく)」を起こし、その場所が悪く緊急手術と入院になった時のエピソード集。