猫の尿路結石記録 #6 毎日お見舞いで食事補助!入院時の様子
尿管結石の手術を終え、入院生活を送ることになったオリオン。
1週間ほどで退院できるはずが…?
猫が入院した時に起きた困ったこと、心配だったことをお話します。
INDEX
- 動物病院でごはんを食べない!毎日のお見舞いで食事補助
- 最近、「動物への配慮」をしてくれる企業が増えてきたかも?
- 手術した尿管が塞がらず、退院延期に…
- 噛まれたり唸ったりでショック!入院のストレスで凶暴猫に
- 入院10日目ではじめてうんちが出ました!
- 入院から2週間後、ようやく退院。おかえりオリオン!
動物病院でごはんを食べない!毎日のお見舞いで食事補助

手術の翌日、さっそくお見舞いに行くと、痛々しいオリオンの姿が…
声をかけるとしっぽを揺らして反応するものの、ぐったりしていました。
術後いつから食事開始になったのかはちょっと記録がないのですが、看護師さんから「ごはんを食べない」と言われました。
点滴をしているので食事を摂らなくても大丈夫だとは言われたものの、回復のために口から食べる事は重要だそうなので、私は毎日お見舞いに行き、ポタージュ状のフードを手から食べさせました。
食べたのはこれ!お家でも毎日サプリを混ぜて食べてる「健康缶」だよ〜!
腎臓に配慮されていて、シニア用だから成分もとっても優しい!

最近、「動物への配慮」をしてくれる企業が増えてきたかも?

朝、動物病院に一報入れればお見舞いは毎日行ってもOKなので、私は朝職場に着くと病院へ電話をするのが日課になっていました。
私があげると食べるものの、看護師さんから「ごはんを食べてくれません」と毎日言われたのを覚えています。
余談ですがなんとこの時、動物保険の企業で業務委託デザイナーとして働いていた私。
会社でも動物に詳しい人が多く、入院中のあれこれについて色々と知識を分けてもらいました。
退院後の話になりますが、オリオンの体調が思わしくない日は早退させてもらえたり「休んだ方がいいよ」と言ってもらえる環境でした。
さらに夕方までの時短契約だったので、仕事の後、近所に住む義父に車を出してもらい毎日お見舞いに通う事ができました。
最近はインスタグラムのお友達の中にも、猫ちゃんの体調不良や通院などで「会社が勤務時間を考慮してくれた」「休みをもらえた」など理解のある職場が増えてきたなと感じます!
こうした会社が「良い会社」ではなく「当たり前」な社会になったら嬉しいですね!
手術した尿管が塞がらず、退院延期に…
家に帰るとオリオンのいない、静かな部屋…
悲しく辛い1週間が過ぎ、もうすぐ退院!ところが…
獣医師からは「尿管が塞がらない」という事で、入院が1週間~10日ほど延びてしまう事が伝えられました。
噛まれたり唸ったりでショック!入院のストレスで凶暴猫に
その頃、長引く入院でオリオンは凶暴になってしまいました…。
ごはんを食べさせに会いに行っても、聞いたことのない声でウーウーと唸るようになり、本気で噛まれたり引っ掻かれたりして、私は流血するほどの怪我をしました。
甘噛みしたりじゃれて引っ掻き傷ができることはあっても、こんなことは初めて。
オリオンが「辛いよ!」と言っている声が聞こえてきそうでした。
さらに、ごはんを食べさせた後は「帰りたい!」とでも言うように肩に登ろうとして暴れ始めるように…
そんな様子に胸が張り裂けそうでした。
病棟には入院しているワンちゃんがたくさんいて、その子たちも入院しててかわいそうなのですが、入院環境での犬の吠え声はオリオンにはストレスだろうなと心配でした…
(オリオンは通院で出会うワンちゃんが多少吠えていても割と落ち着いている方で、犬はそれほど苦手ではなさそうです。)
入院10日目ではじめてうんちが出ました!
唸り声や噛んだり引っ掻いたりもだいぶ落ち着いてきた入院10日目。
この日は「手術後はじめてうんちが少し出ましたよ」と報告を受けました。
これは回復してきた証拠!
なかなか快方に向かわず心配だったので、嬉しいニュースでした。
入院から2週間後、ようやく退院。おかえりオリオン!
退院が1週間延びてしまったけれど、やっとこの日がきた!
土曜日のお昼、夫は仕事だったので義父と一緒にお迎えに。
「じいじ」もオリオンの退院を喜んでくれました。
退院時、腎臓の数値はすっかり正常値になっていました。
帰ってきたオリオンは家中を探検してまわり、ごはんを食べてお水も飲みました。
ずっと背中(膀胱かな?)から、おしっこを出すチューブを身につけていたので全身おしっこや薬品の臭いのするオリオン。
獣医師からは「もう抜糸も済んでいるので洗ってください」と許可が出たのでシャンプーをしてサッパリ!
痩せてゴツゴツした体、ぬいぐるみのように大きな縫い跡、ふわふわの毛が全部剃られたお腹…痛々しかったですが、大変な治療を乗り越えてくれました。
退院後も投薬や通院、検査が続きますが、それはまた別の記事で…
猫の入院は代わってあげたいほど辛いものでした。
この体験談が病気の猫ちゃんとご家族に参考になれば嬉しいです。
次の記事はこちら👉🏽 #7 猫の退院後のケアについて、獣医師への質問リスト
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【まとめ】猫のオリオンの尿路結石記録
2017年、オリオンが「尿路結石」による「閉塞(へいそく)」を起こし、その場所が悪く緊急手術と入院になった時のエピソード集。