猫の腎臓病のステージはあまり気にしない方がいい?

腎臓病・尿路結石ケア

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猫ちゃんが腎臓病と診断された時、多くの方が「ステージ」を気にされると思います。

「ステージ4」なんて言われてしまうとショックを受けてしまう方が多いかと思いますが、大切なのは猫の様子や元気、食欲です。

このページにたまたまたどり着いた方に説明すると、我が家のオリオンは腎不全・尿毒症を発症し、血液値の最高値は「CRE 14.7 / BUN > 140」です。

この2つの数値はどちらも腎機能に関する数値で、CRE(クレアチニン)の値が最も重要となります。

病院の機械によって多少異なりますが、正常値はCRE 0.8~1.9、BUN 13.1~29.5です。

オリオンはステージどころか「いつ死んでしまってもおかしくない」と診断されましたが、2歳半という若い月齢であること、身体が大きかったため大量の皮下補液による治療に耐えられたため、発病から5年経った現在も元気にしています。

オリオンが腎不全発作を起こした時のことはこちらに記事にしました。
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 まとめ

猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作

猫のオリオンが腎不全から回復した道のりを少しずつアップしていきます。猫の腎不全は一刻を争います。

「ステージの告知」を受けたことはありません

猫ちゃんが腎臓病になると、「ステージ3 余命」などで検索される方も多いと思いますが実は、オリオンは「ステージ」について告知を受けたことはありません。

腎不全を起こした時に駆け込んだ夜間救急動物病院では「いつ亡くなってもおかしくない」数値であり、その後ホームドクターでも「危険な数値」とは言われたものの、「ステージ」の話は出ませんでした。

これは、「ステージ」というのはあくまで人が決めたものであり、猫の個体によって耐えられる数値や体力が違うためだそうです。(病院によって、ステージとして伝えるところとそうでないところがあるようですね)

冒頭と重複しますが、オリオンの血液検査での最高数値は「CRE 14.7 / BUN > 140」です。

さらに身体はブルブルと痙攣(診断にはミオクローヌスと書かれていました)があり、立ち上がった時に頭が下がっている状態でした。

頭が下がっている様子

後から聞いたのですが、「頭が下がっている状態」の子はほとんどが助からないのだそうです。
でも、オリオンは助かりました。

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獣医さんからよく聞く「なんとも言えない」

オリオンが命の危機に瀕していた時、夜間救急動物病院、近所のホームドクターともに、「なんとも言えない」という言葉を口にしていました。

これは、「いつ亡くなるかもわからないけど、必ず死ぬとも限らない」という意味かなと思っています。

オリオンのようにひどい数値から元気になってくれる子もいれば、まだ数値的には低くても亡くなってしまう子もいるのだそうです。

猫をはじめコンパニオンアニマルと呼ばれる動物には、人の心を読む力があると信じています。

病気を告知されたご家族は心細さと悲しみでいっぱいかと思いますが、どうか猫ちゃんに寄り添い、いつも通り、それ以上の愛情を注いであげてください。

猫は自ら安楽死を望まない

never give up

もし、ステージのことを獣医さんからお話されても、決して諦めないでください。
そして猫ちゃんと過ごす時間を大切に大切にしてあげてください。

残念ながら全ての猫ちゃんは助からないかもしれません。
でも、助かる可能性はゼロではないのです。

私はオリオンのあまりの苦しそうな状態に、涙ながらに「安楽死の選択になるのか」と獣医師に聞きました。

「まだ希望はあるから」「動物は自分から死のうとは思わないから」と言ったニュアンスの言葉をかけられたのを覚えています。

動物病院の方針は病院によって様々です。
探してみると動物の状況によっては安楽死を行うという動物病院もありました。

オリオンが腎不全で命を落としかけていた時、私は平常心を失っていました。

もし、違う病院に行っていたら…もしかしたら、あまりの苦しそうな状態にお別れの道を選んでしまっていたかもしれません。

腎不全から5年が経った今、元気で私のそばにいてくれるオリオンに感謝でいっぱいです。諦めなくてよかった。

腎臓病を抱える猫ちゃん、元気な猫ちゃんの参考になれば幸いです。
病気を持っていても、元気に長生きしようね!😺

編集後記

ブログ公開後にインスタのコメント欄へ、みんにゃのママさん達からあたたかいコメントをたくさんいただきました!

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