動物医療は高額!保険に入れなかった猫には「猫専用」貯金がオススメ
皆さんの猫ちゃんは動物保険に入っていますか?
先天性疾患など事情があって加入できなかった子、保険に加入前に病気になってしまった子もいるかと思います。
オリオンも後者で、「4歳くらいになったら保険に入ろう」とのんきに思っていた矢先、2歳半で腎不全を患ってしまいました。
猫が大きな病気をすると医療費は高額です。
保険に入れなかった猫ちゃんのために「猫専用」の貯金をオススメする理由を体験談でお話します。
INDEX
猫の医療費は高額です
オリオンの場合ですが2015年に患った腎不全の際に夜間救急の動物病院へかかりました。

その時の緊急処置の際の金額は6万円ほどですが、その後毎日のように点滴に通ったり、検査をたくさんしたり(簡易血液検査で5000円ほど)と、一つ一つは小さくても、積もっていくと高額です。
「腎臓病なんてそうそうかからないよ」と思う方もいるかもしれません。ですが、4頭に1頭の猫が腎臓の病気を患っているというデータもあるのです。
(医療関係のWebページや、動物病院などにそういったポスターが貼ってあったりします。)
特にロシアンブルーなどの純血種は遺伝的な問題で若くして腎臓を患う子も少なくないです。
Instagramのお友達でも、若くして病気になってしまった子が多いなと感じます。
ちなみにオリオンが腎不全から寛解するまでに(腎臓は一度患うと治りませんが、寛解して元気に過ごせる可能性もあります。)ケアや通院、自分の仕事のセーブ(貯金を生活費にあてる)などで、1年もかからずに貯金が200万円くらいパッと消えていきました。
貯金がぐんぐん減っていきましたが、必要な治療は積極的に受けることができたので、「お金を貯めておいて本当によかった」「このための貯金だったのだ」と思いました。過去コツコツ貯金してきた自分に感謝です。
オリオンが腎不全発作を起こした時のことはこちらに記事にしました。
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 まとめ
猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作
猫のオリオンが腎不全から回復した道のりを少しずつアップしていきます。猫の腎不全は一刻を争います。
尿管結石の手術と入院で70万円以上かかりました
さらに、2017年に患った尿路結石(尿管結石・シュウ酸カルシウム結石)では結石によっておしっこが詰まってしまった場所が悪く、手術と2週間の入院で70万円という金額がかかりました。

「手術すればほぼ助かる、しなければ必ず数日で亡くなる」と獣医さんに言われたので即決しましたが、実はこのあたりの金額になると、お金を払えずに「自宅で看取る」という結末を選択する飼い主さんも少なくないのだそうです。
もちろん70万円で済むわけではなく、手術後は膀胱炎状態なのでお薬や精密検査が必要になり、ポツポツと3~4万円の出費が続きます。しかも「尿路結石」は再発率も高い病気です。
腎臓を患った猫は保険にはほぼ入れません
近年猫の保険に力を入れている動物保険企業ですが、最高90%保証なんていう条件の保険もあります。
保険料は人間の保険と同等のものもあり決して「安くはない」かもしれませんが、上記の医療費を考えると早く入っておけばよかったと心底思いました。
オリオンが尿管結石を患った頃、私は業務委託として動物保険の企業に勤めていたので、同僚に聞いて回り方々保険会社に問い合わせをしましたが、残念ながら「腎臓」を患った猫はほぼ保険には入れません。
「怪我のみ保証OK」というところはありました。(ちなみに私のポジションはデザイナーなので保険には詳しくないです)
「猫専用の貯金」を始めました

保険に入れないのなら備えるのみ。使っていない預金口座があるので、これをオリオン専用にすることにしました。
たまたまUFJ銀行のミッキーマウスの可愛いカードの口座だったのでテンションも上がります。
2017年12月。オリオンが尿管結石の手術を終えて退院してからすぐ、毎月2万円ずつコツコツと振り込んでいきました。
その間にも定期検診やちょっと体調を崩したりもありますが、この口座は「もしも」用なので、自分のお金で済ませます。
2017年12月に貯金をスタートしてから、現在2019年4月。貯金金額は30万円を超えました。(この記事をリライトした2020年2月では50万円を超えました)
コツコツ小さな歩みですが、大きな金額が貯金できたとともに、「その間、猫が元気に過ごせた」というのは大きな喜びです。
同時に、「うわ~、貯金増えてないな~」っていう時でも、猫用貯金はコツコツと溜まっていくので心理的にも安心です。
Instagramのお友達にも「猫ちゃん貯金」してる方がいました。みんなで「もしも」に備えられたら嬉しいですね。
「非常事態」は突然訪れます。保険に入れる子はもちろん加入をオススメしますが、入れない猫ちゃんのために、少しずつでも備えてあげたいですね。
ブログ公開後にインスタのコメント欄へ、みんにゃのコメントをいただきました!参考にしてみてくださいね。 👉 こちらからも見れます〜