猫のオリオンの腎臓病記録 #5 腎臓の数値は正常値へ、ロイヤルカナンの療法食デビュー
2015年5月28日の深夜(29日)、腎不全・尿毒症で夜間救急動物病院で一命をとりとめたオリオン。
6月に回復の兆しがあり、7月のはじめには腎臓の数値は正常値まで回復しました。その時の記録です。
INDEX
オリオンが腎不全発作を起こした時のことはこちらに記事にしました。
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作
👉 猫のオリオンの腎臓病記録 まとめ
猫のオリオンの腎臓病記録 #1 突然の腎不全発作
猫のオリオンが腎不全から回復した道のりを少しずつアップしていきます。猫の腎不全は一刻を争います。
腎不全になってからはじめてのうんち
5月29日に腎不全発病してからずっと、点滴がごはんの代わりだったオリオン。
固形物は食べられず、6月3日にはじめてふやかしたフードをほんのすこし食べて、小さなうんちをしました。
その時のうんちは嬉しくて、写真に撮ってあります。回復へ前進したように感じました。
ロイヤルカナンの療法食デビュー

オリオンは翌日6月4日から、療法食をすこしずつ食べるようになりました。
はじめたばかりの療法食は違和感があるようで(美味しくない?)、まだ体力をつけなければいけない時期なので「準療法食」と呼ばれる、「療法食ではないけど、腎臓に配慮して作ってあるよ」といったニュアンスのフードを混ぜて食べることに。
その時のことはこちらの記事に載っているので、「療法食を食べてくれない」と困っている方は見てみてくださいね。
猫が療法食をムシャムシャ食るようになるまで
猫ちゃんはなかなか食べてくれない療法食。ムシャムシャと食べてくれるようになるまで試した方法です。
グングン回復!血液数値のデータ
血液値の変化はこんな感じです!絶望的な数値だったオリオンですが、回復期を迎えぐんぐん良くなっていきました。
猫の腎臓の正常値は、BUNが13.1~29.5、CRE(クレアチニン)が0.8~1.9です。
※病院の計測機により多少の誤差があるそうです
2015年6月4日 BUN 140 over / CRE 12.5 2015年6月8日 BUN 56.9 / CRE 5.8 2015年6月13日 BUN 58.1 / CRE 3.8 2015年6月22日 BUN 40.4 / CRE 2.1 2015年6月29日 BUN 27.4 / CRE 2.0 2015年7月5日 BUN 22.7 / CRE 1.6
7月に入りついに正常値に!

この後BUN値は多少上昇してしまうのですが、危険な峠を越えることができました。
慢性の腎臓病と診断
残念ながら、オリオンは「急性」ではなく「慢性」の腎臓病と診断されてしまいしたが、腎臓病を抱えたままでもすぐに「死」に直結するとは限りません。
容態が安定した7月の下旬、まだ発売されて数年?の「猫専用」腎臓病薬「セミントラ」と、毒素を吸着して排泄する活性炭サプリの「ネフガード」を使っての治療が始まりました。
(セミントラは確か昔は犬猫用だった記憶です、曖昧ですみません)
その時のお話は次回のお話で詳しく書きました。
👉 #6 腎臓病薬「セミントラ」、活性炭サプリ「ネフガード」を使用しての治療開始【動画つき】
ご家族の方へ

腎臓病は、完治はできないし、壊れてしまった部分の機能を回復させることはできません。
お薬を使って「なるべく進行を止めて」治療します。
病気になってしまうとお薬代、療法食、通院検査、などなどお金もかかるし「この子は病気なんだ」といつも注意してあげることが必要です。
最初はものすごく辛いし悲しいですが、また元気に遊ぶ姿を見れた時、一緒に闘病してよかったと思いました。
腎臓病の猫ちゃんのご家族がもしこの記事を見ていたなら、ぜひInstagramで #腎臓病猫 と検索してみてください。
一緒に病気と闘っている猫ちゃんとご家族に出会えます。きっと、勇気をもらえるはずです。
参考記事はこちら👉 猫のご家族へインスタのススメ
病気の猫のご家族へインスタのススメ
単なるおしゃれSNSじゃない!病気の猫ちゃんのご家族は情報交換ツールとしてInstagramが助けになります。
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【まとめ】猫のオリオンの腎臓病記録
2015年に腎不全・尿毒症を患ったオリオンの奇跡の回復までのエピソード集!