猫の腎臓病・尿路結石 #8 療法食とサプリ「ウロアクト」を3ヶ月続けたら…

オリオンの闘病記録 腎臓病・尿路結石(2019)

広告

2019年の夏に、持病の腎臓結石が悪化してしまったオリオン 。
2015年から食べていたロイヤルカナンの腎臓病療法食から結石用の療法食を食べる事になり3ヶ月。果たして…?
あくまでオリオンの場合ですが、効果や様子などをシェアします!

INDEX

広告

療法食をはじめる前のオリオンの病状

もともとは2017年に1つの腎臓に1センチ大の結石が張り付いていることが始まりなのですが、手術ではこれは取り除けず、膀胱内のたくさんの細かい結石や尿管に詰まってしまった結石を取り除くのみとなり、大きな結石は温存する事に。

ちなみに結石の種類は、療法食では溶けないシュウ酸カルシウム結石です。
その後は持病の腎臓病のケアを優先するという事で、その時は引き続き腎臓病の療法食でのケアとなりました。

今回は2019年の夏、もう片方の腎臓にも1センチ大の結石ができている事が発覚。
獣医師の判断で、結石用の療法食に切り替える事になりました。

その際、結石用のフードに加え、サプリメントを併用する事になりました。
フードやサプリについては後ほど詳しく書きますね。

結石用療法食とサプリを続けて3ヶ月。
嘔吐が減り良い傾向!

オリオン
みてみて〜!
  • 嘔吐が減った!
  • 水をたくさん飲むようになった!
  • おしっこが1日1回から、2回に

嘔吐が減った!

結石再発の兆候があった夏は1ヶ月の嘔吐が8回あり、精密検査をする事になりましたが、それ以前もオリオンは1ヶ月に4回ほどは嘔吐していました。
(オリオンは定期通院をしているのでもちろん獣医師とは相談済みです)

フードを腎臓病用から結石用に変えてからは、嘔吐は1ヶ月に2回ほどにおさまっています。

水をたくさん飲むようになった!

全ての結石用療法食がそういう設計なのかはわかりませんが、オリオンが食べているフードは「水をたくさん飲みたくなる」設計になっているそうです。

結石を悪化させないためには十分な水分補給が必要ですが、猫はあまり水をガブ飲みしてくれない動物です。
オリオンも腎臓病療法食を食べていた頃は飲量が足りず、ウェットフードに水をひとさじ混ぜたりあの手この手で水を飲んでくれるよう促していました。

フードを変更してからは、食べた後自ら水を飲んでくれるようになりました!
残念ながら給水器より水道の水が好きらしく、1日に何度も何度もシンクに行っては「水を出してくれ」と催促されますが、嬉しい事ですね。

おしっこが1日1回から、2回に

オリオンはもともと1日1回のおしっこのペースでした。
現在はお水をゴクゴク飲んでいるからか、1日に2回おしっこをする日が多くなりました。

おしっこについては猫によってリズムが異なるようで、インスタでは元々2回おしっこをするお友達もいました。

尿中の潜血、白血球は残念ながら消えず

少し元気がないオリオン

家庭でのウロペーパー(尿検査紙)を使用しての検査結果では、尿中の潜血、白血球の検出は残念ながら陽性でした。

これは腎臓に結石が張り付いているため、少量の出血や炎症が起きているんだそうです。
手術で腎臓から結石を剥がす事は危険なため、治すことはできません。
引き続き様子を見守りながらのケアになります。

もう少し症状の軽い子であれば、オリオンが通っている病院で「結石用療法食+サプリで、結石が消えた!」という猫ちゃんもいたそうです。

腎臓の数値については経過に注意

腎臓の数値は正常範囲内ですが少し上昇しました。
腎臓病療法食をやめてしまったので仕方がないかもしれません。
加えて、サプリを与える際に投薬補助トリーツを与えているのでその影響もあるのかも…
獣医師と相談しながら、経過に注意しつつ過ごしています。

オリオンが食べているフードやサプリはこちら

メインで食べているのは、ロイヤルカナンの「ユリナリーS/O エイジング7+ + CLT」

療法食では溶けないとされる厄介なシュウ酸カルシウム結石にも良いと、動物病院で紹介されました。
ドライフード500gパックのものと、ウェットフードパウチを購入しています。

こちらは動物病院のみでの取り扱いですが、同じユリナリーシリーズのフードにはAmazonで定価より安く購入できるものもあります。

👉 Amazonでのロイヤルカナン ユリナリーシリーズはこちらからチェック!

療法食なので、どのフードを与えるかは獣医さんと相談しましょう。

結石用サプリメント「ウロアクト」

こちらも動物病院で紹介されたサプリメント。
同病院にて上記の療法食と併用する事で、シュウ酸カルシウム結石が良くなったという事例があるそうではじめてみる事に。

錠剤のため、オリオンは投薬補助トリーツ(おやつ)を使わないと与えるのが難しく、腎臓の数値の状況によってはこれを与え続けるのか判断する事になりそうです。
現状は腎臓も正常値なので、おやつに包んで与えています。

👉 投薬補助トリーツ「グリニーズ ピルポケット」についてはこちらの記事で与え方も詳しく紹介しています!

猫にストレスなく薬(錠剤)を飲ませる方法(グリニーズ ピルポケットで肉まんにしよう)

とっても難しい「猫への投薬」。投薬補助トリーツ「グリニーズ ピルポケット」を使えばカンタン、おいしい!オリオンの体験談でシェアします。

今回は腎臓結石の病状が1ステップ進んでしまいとても心配でしたが、療法食のおかげで元気に過ごしているオリオンです。

療法食やサプリは値段も高価で家計にも負担がかかりますが、「手術、入院」となるとお金だけでなく猫の体にも大きな負担がかかります。
オリオンのために最善の選択ができるように、ママは頑張って働くよ~!

少し内容が重複しますが、今回ご紹介した療法食についてこちらに詳しく書きました。合わせてどうぞ〜。
👉 猫の腎臓病・尿路結石 #6 療法食とサプリ「ウロアクト」開始

猫の腎臓病・尿路結石 #6 療法食開始

今まで腎臓病用の療法食を食べていたオリオン。結石の悪化により、結石用療法食へ切り替えることに。 今回はロイヤルカナンのユリナリーケアフードの紹介です。

ひとつ前の記事はこちら👉 #7 続く尿中の潜血と白血球。獣医師の見解は…

👉🏽 【まとめ】猫の腎臓病・尿路結石の闘病記録

【まとめ】猫の腎臓病・尿路結石の闘病記録

シュウ酸カルシウム結石の再発を診断されたオリオン、皮下補液による対処治療で元気に回復するまでをまとめました。