2020年のコロナ禍で変化した病猫ケアやフードの備えなど
ブログ更新は久しぶりになりました。オリオンママです。
腎臓病&結石の持病を持った猫のオリオンは、コロナウイルスが全世界に流行した2020年の間に8歳を迎え、腎不全を患って死にかけてから約6年が経過しました👏 (これを書いているのは2021年1月下旬)
現在も元気に過ごすオリオンと一緒に、コロナ禍で変化したケア方法や備えたものなどを振り返りメモにしました。
今も不安が続く世の中、「備え」を強化して乗り切りたいですね。
INDEX
- 命綱、腎臓病薬セミントラが入手困難に!代替薬ラプロスへの切り替え
- 輸入の療法食のストックを多めに備えた
- 体調が安定していたので、動物病院の診察は最小限にしました
- 余談:トイレットペーパー難民を経験して
命綱、腎臓病薬セミントラが入手困難に!
代替薬ラプロスへの切り替え

腎臓病の猫と暮らす方なら、まずこれですよね!
セミントラは輸入薬なので、2020年8月の段階ではかなり入手困難な状態になりました。
一部のネット通販では高額取引されていましたが、下記理由により、オリオンは国産の新しい薬「ラプロス」へ切り替えることになりました。
- 今後廃盤されるかもしれず、流通しなくなるだろうという見込み
- 値段が跳ね上がっていること
- 正規ルーとでの流通が困難になり、並行輸入品として扱われる品物であること
私は日本でコロナウイルス流行が始まる前に、災害備蓄に加えて少しずつセミントラを買い足して備えていたため、最終的にはラプロスへ切り替えたのは12月でした。
日本では6月頃からSNSなどでも騒がれていたり、セミントラを複数本買おうとした方への行き過ぎた批判が目についたりしました。
まだラプロス投薬を始めて1ヶ月ほどですが、副作用などはなさそうです。
価格がセミントラの倍ほどになりキツイですが、代替薬があることに感謝ですね。
また、液体薬のセミントラから錠剤のラプロスへの変更は投薬に心配があったのですが、小粒なのでウェットフードに丸めて与えると食べてくれました。
私が買っている病院では、セミントラ1ヶ月で5,000円、ラプロスは50日分の容量が入っており、1ヶ月ぶんに計算すると10,000円ほどでした。
ラプロスへの切り替えエピソードや与え方の変化などはまた別の記事に詳しく書きますね!
輸入の療法食のストックを多めに備えた

こちらも薬と同じく、腎臓病や結石持ちの猫ちゃんはロイヤルカナンやヒルズなど、海外から輸入される療法食フードを食べている子が多いので、心配だった方は多いのではないでしょうか。
近年は地震、台風、氾濫など災害も多いため、我が家ではフードや薬など、基本は2~3ヶ月購入できなくても大丈夫なようにストックを置いています。
オリオンもロイヤルカナンの結石用フードを食べており、武漢のニュースが大きくなってきた頃、フードのストックを多めに注文しました。
オリオンが現在食べているフードはロイヤルカナンの療法食ですが、正規ルートの市販やAmazonなどでは手に入らないシリーズです。
かかりつけの動物病院からパスコードを貰うことで、ロイヤルカナンの公式サイトから購入することができます。
フードの原産国がフランスやオーストリアと、海外の製品だという事に加え、こういった特別な段階を踏むフードの場合、購入できない事態が起こるのでは…と不安でした。
今回は全世界でパンデミックが起こったため、半年分くらいは諸々揃えていたと思います。
(この時点で世界ではまだコロナウイルスの流行がない国もありましたが、海外ニュースでは「世界中に広まるな…」というサインになるニュースが出ていました。)
幸い、フードが購入できなくなることはありませんでした。
買い置きストックをすると、フードの変更が必要になった場合ロスが出てしまいますが、動物病院や保護団体に寄付ができます。
以前オリオンもフードの変更が必要と診断され、数千円分のフード類が不要になりましたが、かかりつけ動物病院で引き取ってもらえました。(その後提携保護団体に寄付されたと思います。)
もったいない、とは思いますが、もしも災害などで交通麻痺などが起こり、フードが入手困難になった際、万が一キャットフードが手に入ったとしても、それはおそらく病猫には適していません。
この数年は毎年大きな災害が起こっているので、ちょっと多すぎるかなとは思いつつ、ストックフードを常備しています。
私はちょっとオーバーかもしれませんが、1~2ヶ月分でも、フードや薬のストックがあると安心かなと思います。
災害用の備えについてはこちらの記事もご覧ください〜
👉🏽 猫用防災グッズは防災の日以外にも定期的な見直しを!

体調が安定していたので、動物病院の診察は最小限にしました
「猫もコロナウイルスに感染する」。
このニュースは皆さんショックだったのではないでしょうか。
世界のあちこちで犬や猫の感染ニュースが出回っていたり、デンマークの毛皮用ミンク農場でコロナ感染、大量殺処分のニュースは衝撃的でした。
(毛皮からフェイクファーへ変わっていくと良いですね🙏🏽)
オリオンは体調不良時以外では、3~6ヶ月に一度、動物病院に定期検診に行っていました。
2020年1月は血尿が出てしまったり、心臓の検査を受けるなど通院していましたが、コロナウイルス流行が始まってからは体調が安定していたのもあり、なるべく通院しないようにしていました。
1回目の緊急事態宣言が明けた5月の終わりに一度血液検査に行きましたが、その後も元気いっぱい過ごしていたため、主治医とも相談して様子を見ることに。
その後は12月に、上記で書いたラプロス剤を購入するついでに、おしっこだけを持って行き、たまにしてもらっている尿検査だけしてもらいました。
私自身も呼吸器などなど弱いため、緊急事態宣言に関係なく、コロナウイルスが流行してからお買い物以外は引きこもりの生活です。
仕事は在宅のフリーランスなので、リスクを最小限に過ごしています。
暖かくなったら、一度血液検査をしようね、オリオン!
余談:トイレットペーパー難民を経験して
実は我が家はコロナ禍にてトイレットペーパー難民になりました。
スーパーは近所に何軒かあり、まさかスッカラカンになるとは予想していませんでした。
もちろん家に災害用ストックもありましたが、それも後わずかに。
車で遠方のイオンへ行き確保できましたが、「トイレットペーパー復活」のニュースが報道されるも、近所のスーパーではトイレットペーパーは数ヶ月間買えなかった記憶があります。
棚に並んだら早いお客さんが買って品切れだったのかもしれません。
私はこの時、ピンチだったのがトイレットペーパーで本当によかったとほっとした記憶があります。
最悪いらないタオルを使い回すか、ティッシュを使ってゴミに出すことができるから。何もなければシャワーで流せばOK。
オリオンに必要なあれやこれやが不足しなかったことが何より!!
ヨーロッパでコロナ流行が始まった時には療法食フードの製造がされなくなるのではと本当に心配でした。
まだまだ終息の目処が立たない状況に加え、「また災害!?」という災害の多さ。
おうちでできる備蓄を増やしたり、もしもの時の話し合いなど、できることをしておきたいですね。